2019年5月20日月曜日

バージョン管理② - バージョン

2.バージョン

続いてバージョン機能です。

「表示」メニュー→「バージョン」でバージョン管理ツールを表示できます。

リビジョュン管理やバージョン管理機能はEvolusion1から追加されている機能ですが、皆さんは活用されていますでしょか?

ツールのUI自体は非常にシンプルなものですが、開発ライフサイクルのおける構成管理機能としては非常に重要なものです。










ツールの使い方はメニューを見れば判りますが、そもそもどういう概念の元に成り立っているのか? を理解しないとうまく使いこなす事ができません。

今一度、GeneXusでのリビジョン・バージョンの考え方について説明します。





リビジョン(履歴)とは、各オブジェクトの保存履歴です。つまり管理の単位はオブジェクト単位になります。一方、バージョンはあるタイミングで全てのオブジェクトの状態を保持しています。つまり、管理の単位はナレッジベースになります。

GeneXusでのバージョンは世間一般で使われているバージョン管理ツール(SubVersion等)では「タグ付けする」「タグを打つ」というのと近しいものです。


リビジョンはオブジェクトの保存時に自動的に記録されるものですが、バージョンは意識的に記録させないと、その時点のナレッジ状態を保存しておくとが出来ません。

どのタイミングでバージョンとしてナレッジを保存するのか? リリース時、テスト時、フェーズの切れ目等マイルストーンのタイミングが考えられますが、運用が始まるとバグフィックス版の提供や機能追加など開発時以上に細かな単位でリリースが必要になってきます。

そういったリリース=バージョン計画を踏まえてバージョンを管理する必要があります。

次回はバージョン管理するにあたってのバージョンの種類の話です。










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