1.リビジョン(履歴)
バージョン管理の最初はリビジョン(履歴)管理機能です。GeneXusでは全てのオブジェクトの変更内容を履歴として保持・管理しています。各オブジェクトのタブ部分で右クリックして表示されるメニューの「履歴(H)」を選択すると、当該オブジェクトの履歴一覧が表示されます。
この履歴一覧は単なる保存履歴のタイムスタンプではなく、GeneXus上で保存ボタンを押して保存したタイミングの情報を全て保持しています。
過去の情報なので編集する事はできず、読み取り専用モードで開かれます。
Web Form等の画面レイアウトに関しては、ビジュアル的なコンペアは出来ませんが、項目やプロパティレベルでのコンペアが出来ます。
GeneXusで開発していると、「あれ?! 今までうまく動作していたのに、急に動作がおかしくなった!!」といった事があると思います。こういった場合は、慌てて闇雲に修正するのではなく、動作していた時点のリビジョンを特定し、そこから何がどう変わったのか? コンペア機能を使って比較し、問題の原因を特定しましょう。
どうしても原因が判らない場合は、正常動作していたリビジョンに戻して、そこから一つ一つ修正を加えていく事をしましょう。
ウルグアイの人達と会話をしていて感じるのが、彼らの、そしてGeneXusでの基本的な考え方の一つとして「ステップ・バイ・ステップ」というのがあります。開発においては全てのコーディングや修正を済ませてからビルド・テストするのではなく、小さな単位でコーディング→ビルド→動作確認を積み重ねる事が一件面倒に見えても結果としては近道になるのです。
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