2019年6月26日水曜日

デプロイ② - .NETアプリケーション

デプロイメント ユニット オブジェクトは複数作成する事が出来ますので、デプロイする単位ごとに作成しておきます。

まずは.NET環境です。

ここでは、Webアプリケーションとバッチアプリケーションの2つを例としてデプロイ方法を掲載します。

1.Webアプリケーション


 作成したWebアプリケーション用デプロイメントユニットを設定のツリービュー上で右クリックすると「ビルド」「リビルド」「アプリケーションをデプロイ」というメニューが表示されます。

ここでは「アプリケーションをデプロイ」を選択します。

2019年6月24日月曜日

デプロイ① - デプロイメントユニット

デプロイについては大きな変更がありました。

今まではJavaは標準でデプロイメントウィザードがあり、.NETでは標準でデプロイ機能は無く、手動でコピーかMarketplaceで公開されているCSharp Xcopy Deploymentエクステンションを使用するしかなく、環境ごとに方法が違う不便な状態でした。

GeneXus15 Upgrade10からデプロイメント ユニット オブジェクトが追加され、これによりGeneXusが対応している環境であれば共通的な操作でデプロイを行う事が可能になりました。

デプロイメント ユニット オブジェクトは通常のGeneXusオブジェクトとは若干扱いが違い、作成してもKB Explorerのツリービューには表示されません。




設定ウインドウの中の環境(Environment)の下にジェネレーターやデータストアと共に「デプロイメントユニット」というノードがあり、ここに作成したオブジェクトが表示されます。




2019年6月20日木曜日

ビルド④ - DB再編成に関するオプション

 4.DB再編成に関するオプション


通常、GeneXus開発者はDB再編成処理を意識的に実行する必要はありません。GeneXusは前回ビルドの状態を記憶しているので、次のビルドタイミングでデータモデルに変更がある時だけDB再編成レポートを表示し開発者にDB再編成処理を実行するか否かを判断させます。

しかし、状況によっては開発者が意図的にDB再編成処理を実行する/実行しない/実行させない事を選択したい場合があります。そういったケースでのオプションを紹介します。


2019年6月18日火曜日

(株)イノベーティブ・ソリューションズは5周年を迎えました

6月13日で株式会社イノベーティブ・ソリューションズは5周年を迎えました。

最初は3名で立ち上げたこの会社も社員16名の所帯になりました。

意外と長かったこの5年、もう少しビジネススピードを上げて行かないと・・と反省の想いです。

とはいえ、昨年度は社員数が倍に増えるなど加速度はついてきています。営業面だけではなく、組織のマネジメント等社内の整備も加速をつけて新年度を進めていきたいと思っています。

写真は先日行った6月に入社した社員の歓迎会です。社員、パートナーさん、インターン含めて24名でのパーティーでした。






2019年6月17日月曜日

ビルド③ - ビルドイベント

3.ビルドイベント


ビルドイベント(※1)はGeneXus15 Upgrade12から新たに追加された機能です。

機能としてはビルド処理の前後で任意の処理(OSコマンドや外部プログラム)を実行できるものです。
タイミングとしては
・ビルド前イベント
・ビルド後イベント
の2つがあり、それぞれ独自の前処理・後処理を追加する事ができます。


例えば、ビルド前イベントではターゲット環境のクリーンアップを実行し、ビルド後イベントでは生成されたDB再編成スクリプトファイルをgitリポジトリにPushする。など、今まで「あったらいいな」と思っていた機能です。


※1.日本語版GeneXusでは「イベントをビルド」と表記されていますが、機能を考えると英語表記の「Build Events」をそのままカタカナにした「ビルドイベント」でいいと思います。
Build Events - see at the GeneXus community wiki.




2019年6月14日金曜日

Call for Speakers GX29

今年は9月23日から25日で開催されるGeneXusインターナショナルミーティングですが、Call for Speakers : イベントでプレゼンをする人の募集が始まりました。

私が初めてウルグアイでプレゼンをしたのは2011年です。当時は日本人のプレゼンは珍しかったのですが、最近は毎年2〜3人の日本人がプレゼンをしています。

今年イベントに参加する人は是非検討してみて下さい。

もろちん私も申し込みます。ここ2年サボってしまったので自分を追い込むためにもここで宣言します。(笑)







2019年6月12日水曜日

ビルド② - 開発者メニューと開始オブジェクト

2.開発者メニューと開始オブジェクト


前の記事で開発者メニューに登録されるオブジェクトの条件を書きました。

開発者メニューとはその名の通り開発者用のメニューなので実運用でのメニューではありません。しかし、開発時にも実行時のメニューやトップページを基点としてビルド/実行したい場合があります。

こういった時には開始オブジェクトを設定します。

当該オブジェクトを右クリック→「開始オブジェクトとして設定」を指定する

又は


2019年6月10日月曜日

ビルド① - ビルドの種類

1.ビルドの種類


GeneXusでのビルドはメニューを表示するとわかりますが、いくつものビルドメニューがあり、初めて使う人はその使い分けが判りづらいです。



ビルドの種類として大きく分けて以下になります。


2019年6月5日水曜日

環境(Environment)④ - 環境ごとにビルドする理由

4.環境ごとにビルドする理由


プロパティ設定以外にもデプロイ対象ごとに環境を分けたほうが良い理由があります。

DB再編成処理は前回DB再編成後の状態(データモデル)から今回のDB再編成時の状態を比較し、差分をDB変更スクリプト(DDL)として生成します。

実行環境が違うという事はビルドするタイミングも違う為、一つの環境(Environment)では変更差分を抽出できなくなってしまいます。


2019年6月3日月曜日

環境(Environment)③ - 環境の切り替え

3.環境の切り替え


ナレッジベースに複数の環境を定義した場合、ビルドごとに対象となる環境を指定する必要があります。方法は設定のツリービュー内でアクティブにしたい環境を右クリック→「ターゲット環境として設定」を選択します。