2011年12月7日水曜日

GeneXus Day 2011 Winterが開催されました


去る、2011年12月5日 青山 草月ホールにてGeneXus Day 2011 Winterが開催されました。約300名の参加者にご来場頂き大盛況でした。以下、簡単にレポートします。
(写真はiPhoneで撮影していますので、少々画像が粗いです)

・開催直前の様子。年々参加者が増えてきて、今回は対応するスタッフも倍増です。




・基調講演はArtech社社長Breogán Gonda(ボレオガン・ゴンダ)氏にGeneXusのルーツについてお話し頂きました。




始まりは今から27年前! 1984年の事でした。当時ホストコンピュータ全盛の時代、彼らとしては大規模なシステムを開発するのは至難の業でした。そこで、ヒューマンエラーを排除し、効率的に開発する為に、システムを自動生成するシステムを開発する事を思いついたそうです。 そしてその解決手段として数学的技法とロジックで対処をしたそうです。
(これは主にデータベース設計における正規化手法=集合理論とプログラム生成時の解析機構=Prolog(プロログ)の事を言っていると思われます)




例えば、絵画の世界では「遠近法」という技法の発明により絵画のクオリティが大幅に変わりました。それと同じようにシステム開発においても技法が必要だと考え、「User View(ユーザービュー)」という考え方を思いつきました。
その結果、開発者はシステムの中身ではなく、実際の業務(Reality:リアリティ)に注目すればよくなりました。これは開発するプラットフォームから独立するために重要なポイントです。





・二番目のセッションは
ユーザー事例「なぜGeneXusを採用したのか 〜生産性・品質・保守性〜」
株式会社セゾン情報システムズ 保坂 和志 様


保坂様のBPO事業部はセゾン情報システムズの4つの事業体の1つで、ビジネス・プロセス・アウトソーシングつまり、企業の業務処理自体のアウトソースを受け持つ事業です。そのBPO事業における基幹システムのリプレースプラットフォームとしてGeneXusが選ばれました。実はセゾン情報システムズとしては今年4月にGeneXusを選択し、まだ開発プロジェクトが進行中であるにもかかわらず、GeneXus Dayの講演を引き受けて頂きました。GeneXusを選択した理由、そして進行中のプロジェクトにおける課題など、聞く側にとってもリアリティのある内容でした。


・三番目のセッションは
ユーザー事例「GeneXus活用事例紹介」
三菱重工業株式会社 機械・鉄構事業本部 野田 恭司 様


日本におけるGeneXusのファーストユーザーである三菱重工業の野田様から自らの経験を語って頂きました。三菱重工ではSAPの導入に伴って、ユーザーインターフェイス部分を自分たちで使いやすくカスタマイズする為にGeneXusを採用されました。その後もSAPのバージョンアップ、GeneXusのバージョンアップ、そして追加開発に関する事など、導入検討から含めると8年にも渡ってGeneXusを使ってこられた野田様、その歴史を踏まえたお話は説得力がありました。


・四番目のセッションは

「Work With Plusの紹介」 DVelop社 Joaquín Alvarez氏  



・最後に

「GeneXus最新動向」 ジェネクサス・ジャパン株式会社 川西 誠氏