今まではJavaは標準でデプロイメントウィザードがあり、.NETでは標準でデプロイ機能は無く、手動でコピーかMarketplaceで公開されているCSharp Xcopy Deploymentエクステンションを使用するしかなく、環境ごとに方法が違う不便な状態でした。
GeneXus15 Upgrade10からデプロイメント ユニット オブジェクトが追加され、これによりGeneXusが対応している環境であれば共通的な操作でデプロイを行う事が可能になりました。
デプロイメント ユニット オブジェクトは通常のGeneXusオブジェクトとは若干扱いが違い、作成してもKB Explorerのツリービューには表示されません。
設定ウインドウの中の環境(Environment)の下にジェネレーターやデータストアと共に「デプロイメントユニット」というノードがあり、ここに作成したオブジェクトが表示されます。
具体的に登録可能なオブジェクトとしては
①メインオブジェクト
②ファイルオブジェクト
③ビジネスダイアグラムオブジェクト
なります。
メインオブジェクトとはオブジェクトのプロパティで「Main Program=True」と設定されているものですが、目的としては使用時にアクセスする起点となるオブジェクトでメニューやホーム画面等が相当します。
GeneXusはメインオブジェクトから呼び出されるオブジェクト達をツリー状に辿って(コールツリーと呼びます)デプロイ対象となるオブジェクトを内部的にリストアップします。
今日のシステムではフロント側、バックエンド(管理画面)側、あるいはサービスレイヤー等が含める単位になります。
次回から.NET、Javaとそれぞれの環境でのデプロイ説明になります。
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