3.バージョンの種類
バージョン管理機能で扱うバージョンの種類とその目的は以下の様になります。
バージョン名
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変更
可否 |
目的
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トランク
バージョン
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変更可
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メインとなるバージョン(トランク:Trunk=幹)
最新の開発バージョン
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フリーズ
バージョン
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変更不可
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開発途中でフリーズ(固めた)バージョン
その時の状態を保持しておきたい時に使用する
開発のマイルストーンやリリース時など
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ブランチ
バージョン
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変更可
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フリーズしたバージョンから枝分かれ(ブランチ)されたバージョン
フリーズしたバージョンをビルドする時、運用時に不具合が発見された場合の修正用バージョン
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バージョン管理画面上での位置づけは以下の通りです。直近のバージョンが上で、過去に行くにつれ下にぶら下がっていくイメージです。
バージョン管理時の注意点としては、フレーズはブランチ等を行うと、ナレッジを丸ごとコピーして保存しているようです。(特に仕様が公開されている訳ではありませんが、過去の経験的には)
大規模プロジェクトで精緻にバージョン管理を行う場合は、それなりにディスク容量が必要になってきます。
そして最近の傾向ですが、以下は昨年のGeneXusインターナショナルミーティングにてGeneXus 16 Overviewとして発表されたPPTからの抜粋です。
アジャイル開発においては2つの違ったブランチを保有する事を強く推奨しています。一つがTrunk(開発)バージョン(PPTではBeta Channel)、もう一つがStable(安定)バージョン(PPTではPreview Channel)です。
Trunkバージョンでは新規機能の追加やバグのFIXなど常に開発作業が行われます。
そしてTrunkバージョンで実装・テストが終わったものをStableバージョンに機能ごと・FIXモジュールごとにコピー・マージします。
Stableバージョンでは製品(システム)としてのリグレッションテストが行われ、全てのテストにパスすると始めてリリースが可能になります。
この仕組みによりGeneXusでは素早い対応と安定性の確保を確立しています。
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