1.ナレッジベース/バージョン/環境プロパティ
GeneXus IDEには「設定」タブがあり、ツリービューから様々なプロパティの設定が可能ですが、皆さんは把握されていますか?「ジェネレーターやデータソースはよく設定するけれど、それ以外はちょっと・・」という人もいるのではないでしょうか?
ツリービューの上位から
・ナレッジベース
・バージョン
・環境(Environment)
となっています。
これらのプロパティはナレッジベースをエクスポートする時にも指定するので目にしたことがあるかもしれません。
ただ、この3つのプロパティに関しては、まずその概念を理解しないと何が違うのか? どこで何が設定可能なのか? 把握する事は難しいです。
概念としては3階層の構造になっており、
- 1つのナレッジベースには複数のバージョンを持つことが可能
- 1つのバージョンには複数の環境を持つことが可能
- 1つの環境にはジェネレータとデータソースを対で持つことが可能
となります。
ナレッジベース・バージョン・環境の関係 |
これにより例えば以下の様な設定のスコープが決まります。
- 翻訳設定(Translation typeプロパティ)は環境プロパティに位置しているので、ジェネレートする環境ごとに設定が可能(翻訳しない/静的翻訳/動的翻訳)
- GAM設定(Enable Integrated Securityプロパティ)はバージョンプロパティに位置しているので、バージョンごとに設定が可能(GAMをON/OFF)だが、ジェネレートする環境ごとには変更出来ない
目的を理解すれば何処に何のプロパティがあるか覚えるのも容易になります。
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