2023年6月5日月曜日

ミーガン(M3GAN)は電気羊の夢を見るか

 今回の記事は映画ネタです。ネタバレが無いように書いたつもりですが、感想を書く時点でネタバレしてる可能性大なので、これから見ようと思っている人は見た後に読んでください。(笑)


ウルグアイまでの長いフライトの中で見た映画「ミーガン(M3GAN)」がとても面白かった。日本でももうすぐ公開かな。M3GANとはModel 3 Generative Android の略。学習型のaiを搭載したアンドロイドが巻き起こすサイコスリラーもの。この時期に上映とはタイミングが良すぎる。

エンジニア目線で見ると色々とツッコミたくなる部分があるけれど、それはさておき、ミーガンが主人公の女の子と接しながら学習し、守りたい(母性というのか?)感情や独占したい感情が芽生えてきて、少しづつ行動がやばくなっていくのが見ててゾクゾクした。

思考は感情なのか?思考するAIは感情を持っていると言えるのか?

一方で、心に傷を負った少女がミーガンと接することで癒やされてきたのも束の間、今度はミーガン依存症になってしまうあたりは、今どきのスマホ依存症を見れば十分あり得る副作用だし、幼少期からケアをアンドロイド任せにしていると、リアルな友達より自分を喜ばせてくれるアンドロイドを選んでしまう可能性(危険性)を気づかせてくれた。

まあ、エンジニアがよかれと思って技術を駆使するとろくでもない事が起きるのは今も昔も変わらない話か。

人類を攻撃するAIと言うとターミネーターのように世界を滅ぼすような大きなスケールがありがちだけど、人を補助するアンドロイド/aiが生活の中で反乱を起こす方がより身近で怖かった。

普通に考えたらロボット三原則とかOSに規制を入れるだろう?と思ってしまうが、自己学習が規制を乗り越えてしまう可能性もあるのか?アプリがOSすら書き換えてしまうのか?(それがシンギュラリティか?) 興味は尽きない。

あと、ミーガンのキモカワイイダンスとか走り方とか、アンドロイドの動きはCGと思いがちな所を女の子が演じているとは、映画の内容の逆をいく制作方法でニヤリとさせられる。

感想がつきないのでこのあたりで。

最後にすみません、今回はこのタイトルをネタにしたくて記事を書きました。

では。

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