過去から現在までのEvolutionシリーズの流れです。2008年にバージョンXがリリースされてから、2009年にEvolution1、2012年にEvolution2、2014年にEvolution3がリリースされ、今日現在ではEvolution3 Upgrade4が最新バージョンとなっています。
ユーザーにおける各バージョンの構成比ですが約半分はEvolution3になっています。Evolution2を含めると80%近くがスマートデバイスジェネレーターをサポートしたバージョンを使っている事になります。このあたりは日本とはかなり状況が違っているのではないでしょうか?
GeneXusという製品の中で、「革新性・俊敏性」と「安定性・品質」をどう両立していくか? という話です。
現在では製品を2つのチャネルで開発・管理しています。1つがベータチャネルとして次期バージョンの開発を行い、もう一つがリリースチャネルとして正式リリースされた製品版の開発を行っています。
これは平行的に開発がされており、それぞれリソースが管理されています。
リリースチャネルに関しては、リリースの前には必ずプレビュー版を公開して、次のアップグレードにどんなバグフィックスが含まれるか? どんな機能追加が行われるか? 事前にテスト出来るようにしています。
現在はUpgrade4がリリースされたばかりですが、次のUpgrade5は11月9日のリリースがスケジュールされています。
そして、リリースチャネルにおける革新性としては、ベータチャネルで開発・テストを行っている新機能のうち、リリース版でも有効且つ組み込み可能な機能に関しては、新バージョンのリリースを待たずに現行バージョンに移植する事も行っています。
まずWebに関しては、スムース(Smooth)とRWD(Responsive Web Design:レポンシブWebデザイン)の成熟です。既にEvolusion3の新機能としてリリース済みですが、数々の事例が出てきています。
以下、紹介された事例です。
こちらが日本の株式会社サイバーリンクスが開発しましたスーパーマーケット向けの基幹システムです。
続いてスマートデバイスアプリの開発です。
素晴らしいユーザーエクスペリエンス、デバイスの統合、オフラインアプリケーション、企業アプリなど、スマートデバイスジェネレーターの特長を活かした数々の事例が出てきています。
そして次は本番(プロダクション)環境としてのクラウドを提供します。
GeneXusで開発したアプリケーションをそのままGeneXus上から本番環境としてのクラウドへデプロイします。
機能としては、デプロイ&管理するためにGeneXus Cloud Manager、実行環境としてGeneXus Cloud Unitsに分かれます。
GeneXus Cloud Unitsは現在ではクラウドの主たるプレイヤー、Amazon(AWS)、Microsoft(Microsoft Azure)、Google(Google Compute Engine)、IBM(SoftLayer)、Montevideo comm(ウルグアイの会社)、SAP(HANA Cloud Platform) が予定されています。
ここでもOne more thing...
インテグレーション、つまり統合性機能です。
この秋、日本でもリリース予定のERP Connector for SAP。 「for SAP」とあるとおり、ERP ConnectorはAPIを提供しているERPに合わせたコネクターをリリースする事により、それぞれに接続する事ができるようになります。
K2BやBantotalなども準備中です。(なので、日本製のERP向けのコネクターも開発すれば・・・となるはず??)
こちらはmercado libre(メルカド・リブレ)というECサイトが提供ているAPIにアクセスするためのSDKです。
[注意]当レポートはウルグアイでのイベントの模様を報告するものです。情報としてはベータ版や将来予測も含まれており、リリース時と異なる事もあります。あらかじめご了承ください。
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