本日から新年度がスタートしました。すっかりご無沙汰しております。横井です。
本業の忙しさもあり、この2年間ですっかりブログを書くことが減ってしまいました。(2年間で5投稿) この間、新型コロナウイルスの蔓延や災害、ロシアによるウクライナ侵攻など、国内外で不安定な情勢が続いております。一日も早く元の状況に戻ることを願っています。
さて、少しばかり昨年度の振り返りをしたいと思います。
昨年、私の周辺で一番大きなトピックだったのは、GeneXus Day2021で発表した「りそなグループによる次世代営業店システムでのGeneXusの適用事例」でした。この講演ではりそなグループでGeneXusを採用する判断をして頂いたNTTデータソフィア株式会社の白鳥副社長にも登壇頂き、GeneXus採用の経緯をお話頂きました。
そして私からは同プロジェクトでGeneXusを採用頂くための活動と、実際の開発でのGeneXusの適用の仕方をお話させて頂きました。
GeneXusは近年ではローコードと呼ばれるツールに分類され話題の一部になっていますが、ただツールを採用すればシステム開発が成功するかというと決してそんなことはなく、対象となるシステムや業務の見極め、開発体制や方法論の策定、教育や支援方法の検討など、プロジェクト全般に渡って適用方法を考えなければいけません。
逆に言えば、それらが網羅できるのであれば金融機関における基幹システムの再構築もGeneXusで可能になる。という事です。そしてこれは他のローコードツールでは不可能な事だと考えます。
近年のローコードツール流行りの中色々なプレゼンを見ますが、どれも「簡単なシステム」を「システム開発に疎い人」でも「簡単に」作れる。といった内容がほとんどです。これはこれで否定するつもりは全くありませんが、一昔前のEUC(エンドユーザーコンピューティング)の流行により管理もメンテも出来ない多種多様なシステムが企業内に氾濫した歴史の繰り返しになるのでは? という危惧を覚えます。
GeneXusはライセンス費用の高いですし、正しく使いこなすにはツールの根底にある考え方を理解し、今までの自分たちの考え方を変えていく必要があります。(ただのコーディング工数削減ツールとて採用すると大抵失敗プロジェクトになります) この辺りがハードルを高くしている要因だと思いますが、我々としては正しく理解し、正しく使って頂く、GeneXus導入・内製化ソリューションを今後展開していく予定です。
こうご期待ください。
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