あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。
毎年後半になるとブログの更新が滞っている状況が続いています。なんとか今年は続けようと思っていますが、既に年内の予定が詰まっていまして今年も多忙な一年となりそうです。
それでは、新年にあたってのご挨拶をさせて頂きます。
イノベーティブ・ソリューションズは4期目を迎えていますが、昨年後半にようやく今まで蒔いてきた種が芽を出し始めました。特に業務プロセス標準化コンサルティングに関しては、メーカー、物流会社を中心にご用命を頂きました。そして実際にコンサルティングを進める中で、我々の想定していたコンセプト「人口減少化社会における業務生産性を如何にして向上させるか?」と「標準化業務プロセスの重要性」が間違っていなかったことを実感しました。
昨今、IT業界では「AI」「IoT」「ロボティクス」等、新たな技術(あるいはバズワード)が飛び交っています。しかし、ただ単にこれらの技術を業務に組み込んだだけでは効果が出せるものでは無いと我々は考えます。
例えて言うと「交通」があげられます。交通の中でも特に自動車に関しては「AI」「IoT」「ロボティクス」の進出が激しい分野です。自動ブレーキや自動パーキング、そして自動運転が可能な車まで発売されています。(自動運転にはいくつかのレベルがありますが・・)
しかし、これらの自動化を可能にする大事な前提条件があるのですが判りますか?
それは「交通ルール」です。例えば、車は左側通行。信号は赤が止まれ、青が進んでよい。曲がるときにはその方向へウインカーを出す。その他諸々・・運転免許を持っている人であれば当たり前の事ですが、実際に免許を取るには自動車学校に数ヶ月通わないといけない事を考えると、そのルールの量たるや大変なものです。
誰もがそのルールに従って行動するからこそ事故を防ぎスムーズな交通が実現できますが、ルールを無視する形で自動運転の車を導入したとしても、(その車自身はスムーズに走れるかもしれませんが)交通としては成り立ちませんよね。この年末年始にTVCMとして良く目にしたのが「高速道路は逆走禁止です」というものでした。これはもちろん人(運転手)に向けたものですが、自動運転にも当てはまる事です。
同様に企業の業務に自動化ツールを導入する場合でも、業務プロセスが標準化されていない(属人的な、個人々が勝手に仕事をしている)状態では、部分最適ばかりで全体最適がされず企業としてのパフォーマンスが上がりません。
実はこの話は「AI」「IoT」「ロボティクス」に限った話では無く、「ソフトウェア開発」においても「業務に自動化ツールを導入する」という意味では、全く同じであると我々は考えています。「ソフトウェア開発」それも「業務システム開発」を生業としてる方々はどれだけの人が「業務プロセスを標準化した上でのシステム開発」をしていますでしょうか?「 ユーザーが出してきた要件をそのまま忠実に実現するのかSIerの責任です」なんて思ってはいないでしょうか?
我々はコンサルティングも事業の柱であるという事からも、ただ単に要求されたものを作るのでは無く、本当にユーザーにとって役立つものを作るためには何をしていかなければいけないか? を常に考えています。
閑話休題・・久しぶりにブログを書くと普段考えている事が次から次へと出てきて話がまとまりませんね。
さて、今年の活動目標です。
1.業務プロセス標準化ソリューション
「業務プロセス標準化コンサルティング」が事業として芽が出てきましたので、これを更に一歩進め、「業務プロセス標準化ソリューション」のラインナップを計り業務プロセス標準化自体をPDCAサイクルとして定着させる事を取り組んでいきます。
2.スマートデバイスアプリ+IoTデバイスのインテグレーション
GeneXusを使ってスムーズにスマートデバイスアプリを開発できる事が我々の強みです。昨年は外付けのレーザースキャナーを接続し、ハンディーターミナルのように倉庫業務で通用するレベルのアプリケーションを開発したり、OCRライブラリを組み込んでスマホ用OCRアプリを開発したりと、他のGeneXusベンダーとは一線を画す取り組みをしてきましたが、今年は更にIoTデバイスと連携するスマホアプリの開発を進めます。
先ほども言いましたが、単純にIoTデバイスを業務に組み込むだけでは意味がありませんが、我々には業務プロセスを標準化するコンサルティング力があります。その標準化された業務プロセスに対して適切にIoTデバイスを組み込む事で全体最適された自動化を狙っていきます。
3.ウルグアイでのプレゼンテーション
活動目標として掲げることは止めていたのですが、昨年は業務の忙しさからネタを仕込むことが出来ずプレゼンテーションはキャンセルしてしまいました。結果的に6年ぶりにノープレッシャーでイベントを満喫する事ができたのでこれはこれで良かったのですが、振り返ってみると「やっぱり無理してでもプレゼンしたほうが良かったな〜」と若干の後悔が残りましたので、今年は何が何でもプレゼンを行います。
本年もどうぞよろしくお願い致します。