2015年10月20日火曜日

GX25 インターナショナルミーティングレポート - オープニングキーノート


今年も去る9月28日から30日の3日間、ウルグアイにてGeneXusインターナショナルミーティングが開催されました。今回で25回目という記念のイベントです。3,300人以上、30ヶ国からの参加者が集っています。当然の事ながら私も参加してきました。当ブログでウルグアイでの最新情報をレポートしていきます。



まずはNicolas Jodal(ニコラス・ホダール)社長のオープニングスピーチからです。今年のイベントのテーマは「What’s Next?」という事で、25回という節目の年らしく、これからの方向性を占うような内容になりそうです。







テクニカルなキーワードは3つ。「Web」「Apps」「Cloud」です。







Webに関してはオープンソースも含めて様々なテクノロジーの集合体で成り立っていますが、最近Googleはモバイルフレンドリー(モバイルの画面サイズに最適化した画面レイアウト)なサイトが検索に優位になるようにアルゴリズムを変えてきています。

開発をする側としてはRWD : Responsive Web Design(レスポンシブ・Web・デザイン)が重要になってくるわけで、GeneXusとしてはEvolution3(エボリューション3)から既に対応をしており、優位性をアピールしていました。



モバイルアプリケーションとしては新たなバージョンと新たなプラットフォームが今後広がってきます。もちろん、GeneXusとしても最新バージョンで対応していきます。





そしてクラウド。IaasからPaasへ利用が広がる中、サービス提供者としての役者が揃ってきました。(Amazon、Google、Microsoft、IBM)
GeneXusではEolution2からプロトタイプ(開発)環境としてのクラウドを提供してきました。65,000以上のアプリが稼働しています。今回、GeneXus Cloud というプロダクション(本番)環境としてのクラウドを利用できるようなサービスが発表になります。(詳しくは別エントリーで書きます)






ここでスピーカーが交代。開発チームのGonzalo Gallotti(ゴンサロ・ガロッティ)がプレゼンを進めます。








これは彼がGeneXusで開発したメキシコのサッカーリーグアプリ(サッカーの試合結果が見られるアプリ)です。iOS用とAndroid用に今年(2015年)の2月にリリースしたのですが、なんと1,000,000ダウンロードだそうです。ミリオンですよ、ミリオン。Appストアでも5星の評価で、フリー(無料)アプリのランキングトップだそうです。


数字的には300,000ユーザーが週末に視聴、35,000ユーザーが同時接続。
80,000,000プッシュ通知を送信、最大1秒あたり200,000プッシュの処理量だそうです。すごいスケールですよね。日本だとGeneXusは業務システム開発向けという色が濃いのですが、こちらでは自分達がアプリ提供・サービス提供事業者になれる。という感覚なのでしょう。



One more thingという事で…
開発チームのFabian Inthamoussu(ファビアン・インサモス)とGabriel Simonet(ガブリエル・シモーネ)と共にロンドンにあるアップル社のヘッドクォーターに行ってきました。



アップルのヘルプを受けて最初のWatchアプリケーションを開発しました。(OS2用)








ここでまさかのサプライズ! 
Artech(アルテッチ)という社名ですが、GeneXusに変更するそうです。GeneXusという名前の方がArtechより有名になったし、ウルグアイとしてのブランドになったので。(具体的なスケジュールは不明です。in the futureと言っていました)





そして、もう一つサプライズ。ジェネクサス・ジャパンのビジネスパートナー(販売パートナー)として新たに加わりましたJBCC株式会社の東上社長が紹介されました。





東上社長が壇上に上がりイベント参加者に挨拶をされました。オープニングスピーチでこういった紹介をされるのは非常に珍しいですね。Artechとしても日本市場に期待をしているのでしょう。






と、いう事で、いきなりオープニングスピーチからてんこ盛りの情報でした。次回から私が注目したセッションを紹介していきます。

[注意]当レポートはウルグアイでのイベントの模様を報告するものです。情報としてはベータ版や将来予測も含まれており、リリース時と異なる事もあります。あらかじめご了承ください。


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