2008年9月26日金曜日

インターナショナルミーティングが閉幕しました

ジェネクサス・ジャパン 横井です。


現地時間 24日 7:00PM 予定よりも大幅に時間をオーバーしましたが、すべてのセッションが終了し、Genexus インターナショナルミーティングも閉幕となりました。


最後のセッションは


Nicolás Jodal副社長



Final1


 


Breogán Gonda社長 




Final2


それぞれのキーノートスピーチでした。


 


そして最後には、ARTech社員の表彰を行い、社員全員が壇上に上がって記念写真で幕となりました。






Final4


 


今回、私は初めてミーティングに参加しましたが、その熱気のすごさに圧倒されっぱなしでした。


次々に発表される新しい技術の数々、参加しているユーザーたちの真剣な質疑応答など、どれをとってもエキサイティングな体験で、非常に刺激になりました。


少し残念だったのは、舞台がラテンアメリカなため、セッションは全てスペイン語、参加している人たちもほとんどがスペイン語でのコミュニケーションで、私のつたない英語ではほとんど役に立ちませんでした。


それでも、ARTechの社員の方々は、遠く地球の裏側からやってきたこのハポネ(日本人)にやさしい英語で話しかけてくれました。その心にとっても感謝しています。


次回この国にやってくるときには少しでもスペイン語がしゃべれる様に勉強してきます。


 


さて、インターナショナルミーティングは終了しましたが、私の出張はまだ終わりではありません。


木、金曜日とGenexus X アップグレードコースの受講と、来週の月~水はARTech社でミーティングが待っています。


あと一週間がんばります。


 


ps.


まだアップできていないセッションもありますので、そちらは順次アップしていきます。


 



2008年9月25日木曜日

テストソリューション

さまざまなセッションの中でGenexusを使った開発でのテストに関するソリューションがありましたので、ここで紹介します。

・GxTest

 GxTestのサムネール画像

Abstracta社の製品で、モデルベースのテスト製品です。

 この製品はGeneXus XのExtension(拡張モジュール)ではなく、独立したアプリケーションです。

テストケースごとにキャンバスに画面遷移をモデル図として描き、そのモデルに従ってテストが自動で行われます。
GxTest2

テストの結果はこのようなレポート画面として出力されます。

GxTest3


GxTest4


  • GxUnit

もう一つテスト系ソフトを。

こちらは単体テスト用のExtensionです。

GxUnitではプロシージャオブジェクトを対象にブラックボックステストを行うテストツールです。


GxUnit2


テスト対象となるプロシージャを指定すると、そのインターフェイス(Parmルール)を読み取って、インプット値をセットする項目が設定されます。


GxUnit3


テストケースごとにインプット項目に値を設定し、テストを実行するとケースごとにテストが行われ、結果が記録されます。


GxUnit4



レポートもこのように表示されます。

GxUnit5




一般の開発ですと、xUnit(JUnitやNUnitなど)が単体テストのフレームワークとして普及していますが、それと同様のテストがこのGxUnitにて可能になるわけです。



単体(Unit)テストについて補足を・・・

もともとXP(エクストリーム・プログラミング)では、


  • 単体テストを自動化する

  • 単体テストはブラックボックステストにする

  • インターフェイス(パラメータ)が変わらない間は何度でも(しかも自動で)テストが可能

  • よって、(テスト対象となるモジュールの)ソースコードはどんどん変更してもよく

  • 一度テストが通ったコードでも、きれいに書き直す - リファクタリング - を推奨する

というポリシーがあります。

実際にはテストファースト(プログラムコードの前にテストコードを書く)というのもありますが、ここでは割愛します。



日本においては、「自動化」という言葉にどうしても抵抗感がある方々がいますが、上記のようにXPの世界では、自動化自体は目的ではなく、自動化することにより


  • 繰り返し(手間無く)テストが可能

  • ビックバンテストではなく、ちょっと作ってすぐテストが可能(常に動作し、テストにパスしているコード)

  • テストを行えば、結果(エラーが)がすぐわかるので、ソースコードの修正を推奨し、誰が見てもわかりやすいソースを目指すことができる

といった事を狙っています。





2008年9月24日水曜日

GeneXus Server & Evelution 1

【重要】当情報はARTech社の公表情報であり、ジェネクサス・ジャパンの公表情報ではありません。従いまして、日本向け製品として「いつ」「なにを」リリースするかはまだ未定です。誠に申し訳ございませんが、あらかじめご了承ください。


 


今回のインターナショナルミーティングの一番の目玉は「GeneXus X Evolution-1」と「GeneXus Server」でした。


GeneXus X Evolution 1とはGeneXus Xの次期バージョンで以下のような機能が追加されます。



  • Windows Applications(Windowsアプリケーション用ジェネレータ)


    • Java

    • .net

    • .net mobile

    • Visual Fox Pro

    • Visual Basic

  • iSeries Applications


    • RPG

    • COBOL

  • Team Development(チーム開発)


    • 大規模組織開発のための機能

    • Genexus Serverが必要

  • Application bugs and performance bottlenecks identification(デバッガとパフォーマンスプロファイラ)


    • デバッグツール(DebuGX)をGeneXus X IDEに統合

    • パフォーマンスプロファイラ(負荷テストの記録機能)をGeneXus X IDEに統合

  • Change Defender(正確な訳が出来ないのですが、意味としては変更管理・構成管理です)


    • 例として、ある顧客に納品した後にカスタマイズしたバージョン(例えば、Ver1.1)と、次期バージョンのナレッジベース(Ver2.0)の差分をチェックし、その顧客向けの新たなバージョン(Ver2.1)を自動的に生成する機能

 


GeneXus Serverとは新たな製品で以下のような特徴があります。


GeneXus XからIDEの部分を取り除き、代わりに「SOAP Web Service」をインターフェイスとして装備しました。


これにより、各クライアントであるGeneXus X Evolution 1に対して、GeneXus Serverのナレッジベースをアップデート/コミットすることが出来ます。


GeneXus X単体では、ナレッジベースの共有は可能でしたが、オブジェクトに対する変更に起因する衝突(コンクリフト)を回避する(ロールバックorマージ)する機能はありませんでしたが、GeneXus ServerとGeneXus X Evolution 1により、これが可能になりました。


 


これらの新機能郡をCTP(Community Techonology Preview)としてベータテストを9月23日より開始しました。


詳細な情報とベータ版のダウンロードはこちらにあります。


 



GxWiki

ジェネクサス・ジャパン 横井です。

現在、ARTech社が技術情報を公開しているのは、WikiベースのWebサイトですが、そのWebサイトのベースとなっているのが、GxWikiです。



gxwiki


GxWiki(Version2)はGeneXus Xを使用して作られたWebアプリケーションで、そのナレッジベース自体もオープンソース(ソースコードではないので、正確にはオープンナレッジと呼ぶべきでしょうか)として無償で公開されています。ダウンロードはこちらから。


GxWikiはARTech社が目指す将来の開発環境の中で、ドキュメンテーションを担うプラットフォームです。

日本においてWeb2.0という言葉はマーケティングワードとして消費されてしまった感がありますが、GoogleやAmazonでは着実に進化を続けています。

ドキュメンテーション(文書化)においては、例えば従来の様なベンダーがオフィスドキュメントを作成し、ユーザーにレビューするといった一方向なモデルではなく、Web2.0技術を利用することにより、ネットワーク上にあるドキュメントスペースに対して、アクセスすべきあらゆるユーザーが協調しながらドキュメントを作成していく。

そして、変更履歴や構成管理なども簡単に行える。

そんなドキュメントプラットフォームがあるべき姿として捉え、GxWikiを開発しました。

今回は発表されたGxWiki2では、GeneXus X内作成したドキュメント(Wikiフォーマット)を、外部に設置したGxWikiサイトに対して公開(パブリッシュ)出来る様になりました。

これで、GeneXusが無い環境でもドキュメントを参照できるようになります。

また、来月にはGxWikiからGeneXusドキュメントへの取り込み更新が行えるバージョンもリリースされるようです。

 ちなみに、このセッションのスピーカーは、今年6月までジェネクサス・ジャパンに常駐をしてくれていました、ARTech社のAlejandro Cimasさんがスピーカーとして説明を行いました。

GxWiki



ZetaCuentas

Generalセッションの中で、Genexus Xを使用した「ZetaCuentas」というサイトの紹介がZetaSoftware社のMario Celanoさんからありました。


 



Zeta1


このZetaCuentasというサイトは、Personal Finance(個人の資産運用管理ソフト)で、いわゆるSaas形式で提供し、無料で利用できます。



ツリービューやチャートといったGenexus Xで標準提供されるコントロールはもちろん、バランスシートではツリービューとグリッドが一体となったカスタムコントロール(ユーザーが独自に作成したコントロール)もありました。


Zeta2



また、レポート機能としてはGenexus X Upgrade 2から導入されたQueryオブジェクト、QureyViewオブジェクトを利用してあり、いわゆるピボットテーブル形式のレポートがWebで実現できています。




 
Zeta3



このサイト、誰でも無料で使用できますので、みなさんも是非登録して利用してみてください。


Genexus Xの可能性が見えてくると思います。


 


 


 


 


 



Genexus Server

Gonda社長のオープニングスピーチの中で「Genexus Server」というテクノロジー(製品?)があるという話がありました。

具体的な話はありませんでしたが、どうやらチーム開発における重要なキーになりそうです。

詳細は23日の午後のセッションで詳しい話が聞けそうです。

乞うご期待ください。


2008年9月23日火曜日

Genexus インターナショナルミーティング18 が開幕しました

ジェネクサス・ジャパン 横井です。

ウルグアイ 現地時間 9:00からARTech社 Breogan Gonda社長のオープニングスピーチを皮切りに、Genexus インターナショナルミーティング18がいよいよ開幕しました。

Opening3

Opening

Opening2


ミーティングの様子を随時アップしていきたいと思います。







2008年9月22日月曜日

ウルグアイに到着しました

ジェネクサス・ジャパン 横井です。

ブラジル現地時間 9/21 8:00 外は雨でした。

サンパウロ  グアルーリョス空港
からPlunaというウルグアイの航空機に乗りました。






Pluna

Pluna2


エアバスよりも小さい飛行機で100人も乗れないぐらいのサイズです。

雨が降っていましたが、バスから飛行機へ乗り移るときはスタッフの人が傘をさして雨をしのいでくれました。なんともローカルな感じ。(^_^;



乗った後、窓から外を覗いて気がついたのですが、地面がかなり近くに見えました。



Pluna3

ジャンボとは全然大きさが違います。

ただ、機中はたいして揺れもせず、2時間半ほどで無事モンテビデオ(カラスコ空港)に到着しました。



大きな地図で見る


と、いうことで丸3日かけてようやく目的地に到着しました。

そしてこれが、宿泊先でインターナショナルミーティングの会場となるラディソンホテルです。


Radisson

 ホテルではミーティングの参加者が続々とチェックインしていました。

いよいよ明日はインターナショナルミーティングの開幕です。




フェジョアーダ



フェジョアーダ ・・・  ブラジルの代表的な料理だそうです。









フェジョアーダ

フェジョアーダ





インゲン豆と豚のスペアリブを煮込んだもので、ライスにかけて食べます。


つけ合わせにフライがついています。


ブラジルでは、土曜日の午後はお店でお酒を飲みながらフェジョアーダを食べるのが一般的だそうです。

お店の雰囲気はこんな感じ。みんな家族連れで食べに来ています。

お店


付け合せですが、細長いフライはなんとバナナのフライでした。

フェジョアーダ3


料理用に甘くないバナナでもあるのかな?と思って食べてみましたが、普通に甘いバナナでした。

子供たちは大好きだそうです。

緑色の野菜はな、なんと「ケール」だそうです。ケールって、あの「まずーい、もう一杯」でおなじみの青汁の原料です。

食べてみましたが、特にまずくは無く(笑)。浅漬けのような感じでした。

 

さて、現在の時刻はブラジルの現地時刻で5:00AM。8:00AMの飛行機でいよいよウルグアイ入りします。




2008年9月21日日曜日

ブラジルに到着

ジェネクサス・ジャパン 横井です。


どうにか、ブラジルまで到着しました。


今日はここで一泊して、明日の早朝ウルグアイに出発します。


ちなみに、現在の時刻は9月20日 11:30AMです。日本との時差はちょうど12時間ですので、日本は23:30ですね。


しかし、地球半周の旅は疲れました。


航程は



・日本(成田空港)→アメリカ ワシントンDC(ダレス空港)が約14時間



・ダラス空港内での乗り換え待ち時間が6時間




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・アメリカ→ブラジル サンパウロ(グアルーリョス空港)が約8時間



大きな地図で見る



合計28時間でした。




しかも、出発前の起床からの時間と、今日これから就寝までの時間を加えると、40時間以上起きてることに・・・


飛行機内で仮眠はしましたが、体が大きな私がエコノミークラスの座席で熟睡できるはずも無く、なんだか昔終わらない開発プロジェクトで徹夜仕事をしていた時のような気分になっていました。


ともかく、ホテルのシャワーを浴びて生き返りました。


これから食事に行ってきます。そうそう、ブラジルでは林田さんがナビゲートしてくれますので、現地の人ならではの、おいしいものを堪能できればと思います。





2008年9月19日金曜日

出発です

ジェネクサス・ジャパン 横井です。

ただ今、成田空港です。

これから20数時間の空の旅に出かけます。

私自身つたない英語ですので、どんなハプニングが待ち受けているかかなり不安ですが、覚悟を決めていってきます。

次の更新は・・・ネットワークが繋がればブラジルあたりでしょうか。






2008年9月13日土曜日

Genexusインターナショナルミーティング18が9/22-9/24 ウルグアイで開催されます

来る9月22日、ウルグアイにてGenexusインターナショナルミーティング18が開催されます。

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インターナショナルミーティングは毎年1回Genexusの開発元であるARTech社が主催し、その地であるウルグアイ - モンテビデオ(首都)にて開催されるカンファレンスです。

今年で18回目を数えますが、すでに2,400人を越える方々が参加登録をしております。

ジェネクサス・ジャパンからは私含めエンジニアが参加する予定です。

日本におきましては、地球の裏側で開催されるカンファレンスに日本から参加することは非常に難しい事でもありますので、当ブログから現地の様子をアップして少しでも皆様に伝えられるよう、頑張るつもりです。




blogを開設しました。

はじめまして、ジェネクサス・ジャパン株式会社 横井と申します。

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GeneXusに関する情報、ジェネクサス・ジャパンからのお知らせを当ブログから発信していきたいと思います。

よろしくお願いいたします。